溺愛マリオネット

あぁ、早く逃げ出せばよかった。なに座り込んでんだろ。

悪魔の声が聞こえたとはまさにこう言う事を言うのだろう。


頭の中では逃げないとって思うものの体は恐怖から動けない。


後ろにはカッターを持った彼が居る。


「いやぁ!もう無理です!」


捕まれた腕を振り払うようにし逃げるがもう何日も走ってなかった私の体力は彼の10/1も出ていなかった。


「本当に珠季は悪い子だなーほら、帰るよ?ちょっと甘やかしすぎたね…」
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