溺愛マリオネット
「いやぁ!痛い…っッ・・・ごめんなさい!」
その部屋は牢屋のようで鉄でできたベットを檻で囲んであり閉じ込められたら開けてくれるまで逃げることは出来ない、そんな部屋だった。
「叫ぶともっと強く刺すよ?」
グリグリとカッターを太ももに刺してくる彼。
彼の手は私の血で赤黒く染まっていた。
「ごめんなさい、もう・・・・っ、逃げないからぁ!」
痛みで涙が出てきてしまう。
涙を流せば流す程に彼はよろこぶ。
泣くな!泣くな泣くな泣くな泣くな!
どれだけ思っても痛みには逆らえない。