キミじゃなきゃ。




「昨日、隼人すごい酔っ払っちゃったみたいで設楽さんが連れてきてくれたの。」


花梨が冷蔵庫から出してくれた水を受け取る。


『あぁ…俺なんか変なこと言ってへんかった?』


水を一口飲むと近くに置いてあったクッションを手にとった。


昨日やけ酒してんもんな…


絶対なんかあかんこと言ってそうやん…


クッションで顔を隠す。


「え…あ……なんかすごい私のこと呼んでたみたいだけど…」


『あーっ……ほんまかぁ…』


顔から火が出るかと思うくらい顔が熱くなった。


ぎゅーっとクッションを顔に押しつける。


やっぱやらかしてた…




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