悪魔の彼に目を付けかれた私 高校篇
「お、カレーじゃん。
俺シャワー浴びて来るから上がったら俺にもカレーちょうだい。」
「え、あ、うん。」
"宜しく"と言って常盤君はバスルームに消えて行った。
やっぱり常盤君の分も作った方がいいかも。
これから毎日部活だったら大変だろうし、これぐらいならいっかぁ。
私が食べ終わった頃に常盤君が上がって来た。
「はい。」
「ん、ありがとう。」
常盤君はカレーをじーっと何も言わない。
もしかして人参が嫌いだとか!?
プッ、人参が嫌いって子どもだね。
だけど常盤君が発した言葉は私が思っていた事とは違った。