俺が彼女を抱けない理由


・・・手紙?


キレイな水色の封筒には俺の名前が書いてある。


これって俺宛だよな?
葵、読んでもいいよな?

封筒に入ったままの手紙を少しの間手に持ってベッドの端に座ってた。


そして中の便箋を封筒からだした。



『拓ちゃんへ』


その字を見るだけで胸が痛くなる。




『拓ちゃん、今アタシはイタリアのホテルの部屋でこれを書いています。この手紙を拓ちゃんが読んでいると言うことはアタシ達別れたんだね。

こんな形でしか自分の気持ちを伝えられないアタシを許してね。

アタシね、高校で初めて拓ちゃんを見た時に一目惚れしたんだぁ。
拓ちゃんの笑った顔が好きだった。見てるだけで幸せな気持ちになった。でもその笑顔を向けてる相手はいつも沙希だった。


二人の間には絶対に入れないって思ってた。
でも拓ちゃんがアタシ以外の人を好きでも側に入れればそれでいいって思ってたよ。

だから拓ちゃんが付き合おうって言ってくれた時これは奇跡だなぁって思った。


それに指輪まで。。
拓ちゃんありがとう。

でもね、嘘や秘密は嫌だよ。

一緒に居て辛いよ。

拓ちゃんの辛いことも嬉しい事も一緒に感じたかった。
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