キャバクラ探偵遥奈
あっき〜
「今日こそは
るみ とあんな事やこんな事するぞ
でもいつも、ご飯食べると帰っちゃうんだよな
なんか手はないか…

そうだ!
愛ちゃんの話をしよう
一緒に捜してもらおう

ホテル街をさりげなく捜すふりをして
るみ が疲れたところを
これならいけそうだ(>_<)」

るみ
「久しぶり
今日は、何をご馳走してくれるの」

あっき〜
「…ゴチソウは目の前に…」

るみ
「?なんか言った」

あっき〜
「何でもない何でもない
とりあえず、そこの喫茶店で休もう
ちょっと相談があるんだ」

るみ
「なによ
さ店で済ます気
それなら るみ帰る」

あっき〜
「違う違う
本当に相談があるんだ
行方不明の女の子が、歌舞伎町で働いていて
名前は
 観月 愛  18才
この子知らない」

るみ
「行方不明?
…可愛い子だね
あっき〜と、どういう関係
なんで、携帯待受に写真入れてんの
るみ の写真は?」

あっき〜
「こ…これは、人に尋ねる時に、すぐ見せられる為だって
地元で、愛ちゃんの知り合いに頼まれたんだ」

るみ
「ならいいけど
で!どうするの」

あっき〜
「るみ は刑事でしょう
一緒に捜して欲しいんだ
歌舞伎町は昔より安全になったとは言っても恐い街
もしやこの街で、大変な目にあっているかもしれないじゃない」

るみ
「しょうがない、分かりました
今日は非番だし、その子の為
次はフレンチおごりね」

あっき〜
「…フレンチは目の前に…」

るみ
「ぶつぶつ言ってないで
早く来る!」


こうしてふたりは
愛ちゃんを捜すべく、歌舞伎町の奥へ奥へと進むうちに

愛ちゃんが、とんでもない所で働かされている事を知るのであった

もちろん、あんな事やこんな事どころでは
なくなるのである

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