敵と味方と機械仕掛けの少女達

「わかった、ありがとう30粒ほどもらおうか」

≪羽菜箕(ハナレミ)!!お前絶対俺のこと嫌いだろ!!≫

だまれ。私の手にあるものが見えないのか

今すぐ食べてやろうか一粒一粒味わいながら、

もしくは一気に章(しょう)が用意した一万粒食ってやろうか?

≪・・・・・・・・・・・≫

悪くない反応だ。

羽「いっそのこともっと用意しましょうか?」

こいつは羽菜箕 章(ハナレミ ショウ)。

私の6番隊の副隊長だ。

すごくゼイアを嫌っている、というか殺意を隠す気すらない。

章は『カレミ』といって意志があるがカレミがいるのは右腕だけである。

ゼイアは私の体、精神すべてを乗っ取れるが章の場合はまだあまり改造されていないから右腕だけで済んだのだ。

幾人は私と同じだ。

そのせいか仲間意識が結構あるのだ。

私は入隊時から幾人とは一緒だからな。

≪ああああああ、もう!いい加減かわれぇぇ≫

は!?ちょまて!
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