君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)


今日も、あまり眠れなかった。

いつものように、溜め息を吐いてベッドから出る。

テーブルに置いてある水を飲んで窓の外を見れば、今日も雲一つない真っ青な空が広がっていた。


---そろそろ準備しないとアイツが来るな。


壁に掛かっている時計に視線を走らせながら騎士団の服に着替えていれば、扉をノックする音が耳に届いた。


「入れ」


声を掛ければ、勢いよく開いた扉。


「おっは~!」


気の抜ける挨拶をしながら部屋に入って来たのは、騎士団長になったヴァイスで。


相変わらず、俺に対する尊敬の念は皆無だ。


「あらら。そのお顔は、また眠れなかったのか~?
いい加減、何とかしないと病気になっちまうぞ!?」


以前にも増して眠れなくなってしまった俺を、心配してくれているとは思うが・・・

王宮専属医師のルイスでもお手上げなのに、どうしろって言うんだ。

調合された薬を何種類か飲んでみたが、効き目は全くと言っていいほどなかった。


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