君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
隣のニコルも考えは同じなのか、俺の言葉に動じる事もなく
「あのねぇ、兄さん。勝手に王位継承権を放棄しないでくれる?
俺だって、父上のあんな考えを聞いたら王位なんて継ぎたくないよ。
王妃に側室が沢山なんて考えただけでもゾッとするね。
それに、時期国王として身を危険に晒すなって・・・
兄さんの今迄の行動を考えたら、まだマシな気がするんだけどね?」
「「・・・・・」」
王妃に側室が沢山・・・
てっきり、ニコルは大喜びするかと思っていたが・・・
ヴァイスに視線を移せば、口元がピクピクと動いて笑いを堪えているのがわかる。
「何か言いたそうだね、ヴァイス?」
それを察知したニコルがギロリと睨めば
「くっくっ・・・女大好きな奴が言う言葉とは思えなくてねぇ。
俺は、てっきり手放しで大喜びするかと思ってたよ」
笑いを堪え切れずに、口元を押さえながら話すヴァイス。
「人を何だと思ってるんだい・・・全く。
とにかく・・・俺も兄さん同様に王位継承権を放棄してきたから、身を危険に晒しても何の問題もないからご心配無く!」
重要事項をさらりと言ってのけたニコルに、俺が固まった。