君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)



「んじゃ、先に食っててよ」



俺だって、腹は減ってるけどっ!

今は食事どころじゃなくて。


女がこの世で一番大嫌いだと豪語していた王子様が選んだのは、どんな女なのか


後姿しか見えなかったけど・・・

プラチナブロンドの髪はサラサラで絹糸のように見えた

王子の腕の隙間から見えた肌理細やかな肌



---んでもって、顔が物凄く気になるじゃね~のっ!!!




「この私をここまで待たせて、先に食べてくれですってぇ~!?」




キィーッ!!!ふっざけんじゃないわよっ!!って叫びながら俺の胸倉を掴む姿は最早、姫様とは呼べないほどで・・・



---お嬢ちゃん?嫁の貰い手なくなっちまうよ~っ!?




とは口が裂けても言えない・・・・
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