温め直したら、甘くなりました
いつも着替えくらいにしか使わないから、その和室には布団がない。
代わりに座布団を三つつなげて敷いてみたけれど、集に覆い被さられたはずみであっさりずれてしまった。
「最低限どこに必要?頭の下?」
ずれた座布団を引き寄せながら、集が私に尋ねた。
「ううん、腰の下」
「頭より腰なのか?」
「だって集、容赦してくれなさそうだもの」
「それもそうか」
ふっと笑って、今日もくたびれた服を着ていた彼がそれを脱ぎ出す。
華奢かと思いきや意外にしっかりした筋肉が目に入り、胸がときめいた。
「……茜。そんなに見られると、照れる」
「だったら隠せば?」
「どうやって」
「馬鹿。じらさないで早く来て……」
集の頭を両手でつかんで自分の方へ引き寄せ、噛みつくようなキスをお見舞いした。
それでスイッチが入ったらしい集は、唇を徐々に滑らせて、首筋に吸い付く。