温め直したら、甘くなりました

「やめ――――」



やめろと言いたいのに、黒田凜子の指がそっとそこをなでただけで俺の身体はバカ正直な反応を見せた。

言い訳があるとすれば、茜とはいつも寸止めの行為しかしてないから、その……溜まってるってことはあるかもしれない。


でも、好きでもない女に反応するなんて不覚だ……ああ、もしかしたら朝の占いで言っていた“見たくないもの”って……不甲斐ない自分のことだったのか。



「……集さん、かわいい」



彼女は妖艶に微笑みながら、今度は俺の腰のベルトに手を伸ばした。


……それはだめだ。逃げろ、俺!

いくら茜にやきもちを妬かせたいと言ったって、浮気はだめだぞ!



「いい加減に、しろ……きみは俺に興味があるのかもしれないが、俺はない……」


「ふうん。そんな色っぽい声で言われても全然説得力ないですよ?」


「馬鹿なことを……うっ」



黒田凜子の手がするりと服と下着を通過し中に入ってきて、俺に触れた。


やばいやばいやばい。流されそうになっている。

もう写真とか連絡先とかどうでもいいから、とりあえずちゃんと拒むんだ――――!!

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