【完】うしろの席のオオカミさん


髪色変えたことにわたしが関係してるわけなくない?


どうせ気分で変えたんでしょ。



「わぁ…ひなちゃんバッサリいくね」



愛華ちゃんはお弁当に視線をやりつつも苦笑いでわたしのことを見る。


ちょ、ちょっとは言いすぎたかなとは思ったけどね?

嫌いなんて面と向かって言われたら人は傷つくよね…うん。



「で、でも!わたしに嫌われたって大上くんは別に困ることなくない?」



大上くんのことを好きな人はいっぱいいる。
大上くんのまわりには人がいっぱいいる。



「「…………」」



え。なんで二人とも黙り込んでるの?


反応プリーズ!


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