神様が泣いたあと


教室の扉を開けると、いきなりゴミの山が翼くんをめがけて飛んできた。

目の前には以前翼くんと親しくしていた男子三人がごみ箱を持って腹を抱えながら立っている。


「翼くん大丈夫?!」


あたしが言葉をかけるよりも先に翼くんが真ん中にいた男子の胸倉をつかみ掛かった。


その迫力は壮大で、いつもの柔らかい雰囲気をまとった翼くんからは想像できない。

教室にいたみんなも喋るのをやめて、あたしは動けなくなった。

男子たちも圧倒されて、ただ口をパクパクさせることしかできない。



「……何すんだよ」


翼くんは低く落ち着いた言葉を落とした。



シンと静かになる教室。



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