【続】隣の家の四兄弟
*
「もー。別にチハル来なくてもよかったのに」
私とチハルが綾瀬家に行くと、アキラは言った。
冗談にも聞こえるけど、でも、きっと本心かな、って思う。
と、同時に、「チハル」と言っていても、〝チハルも私も〟というふうに聞こえてしまって、なんだか萎縮してしまう。
「アキラちゃんも、チハルと離れてたから久しぶりなんでしょ? そんなこと言わないで、みんなで過ごそう」
浩一さんは、にっこりと笑うと、私とチハルの分のお茶をテーブルに出してくれた。
「ありがとうございます」とお礼をいうと、さりげなく部屋を見てみる。
どうやら、やっぱり今日も聖二は仕事みたいだ。
いや……もしかして、誰かの部屋を借りて寝てるとか……?
でも、だったらアキラが放っておかなさそうだし……。
周りの声を聞かずにそんなことを考えていると、隣にいたチハルが浩一さんに言った。
「コウー。今日、セイジとミナトは?」
「聖二は仕事。三那斗は部活」
「ブカツ??」
「んー……なんていうのかな。野球やってるんだ。学校のチームで」
「へー。そんな体つきしてる。ネ?」
「ネ?」と私に聞いてきたチハルを見る。
あれ……。もしかして、私のこと気にして聞いてくれた……?
戸惑いながら返事を返すと、チハルはまたにっこりと柔らかく笑顔を向けた。
「もー。別にチハル来なくてもよかったのに」
私とチハルが綾瀬家に行くと、アキラは言った。
冗談にも聞こえるけど、でも、きっと本心かな、って思う。
と、同時に、「チハル」と言っていても、〝チハルも私も〟というふうに聞こえてしまって、なんだか萎縮してしまう。
「アキラちゃんも、チハルと離れてたから久しぶりなんでしょ? そんなこと言わないで、みんなで過ごそう」
浩一さんは、にっこりと笑うと、私とチハルの分のお茶をテーブルに出してくれた。
「ありがとうございます」とお礼をいうと、さりげなく部屋を見てみる。
どうやら、やっぱり今日も聖二は仕事みたいだ。
いや……もしかして、誰かの部屋を借りて寝てるとか……?
でも、だったらアキラが放っておかなさそうだし……。
周りの声を聞かずにそんなことを考えていると、隣にいたチハルが浩一さんに言った。
「コウー。今日、セイジとミナトは?」
「聖二は仕事。三那斗は部活」
「ブカツ??」
「んー……なんていうのかな。野球やってるんだ。学校のチームで」
「へー。そんな体つきしてる。ネ?」
「ネ?」と私に聞いてきたチハルを見る。
あれ……。もしかして、私のこと気にして聞いてくれた……?
戸惑いながら返事を返すと、チハルはまたにっこりと柔らかく笑顔を向けた。