アラサー女子
『今日はありがとうございました』

私は、家まで送ってもらった。

『いやぁ、こちらこら、ありがとう。』

自宅に着いたのは、11時前。駐車場の出口が混んでいて、終わってから約1時間半近く駐車場で立ち往生した。

家に着き、車から降りようとした時、私は、大倉さんに頭を捕まれキスをされた。

『ごめん。夢で終わらしたくなくて、俺はお前のことマジで好きだから』

『…』

私は急な出来事になにも言えなかった。

『たぶん、ただの同僚しか見えてなかったと思うけど。少しは俺のこと男として見てほしい。ただそれだけでいいから』

『はい』

ただそれだけしか、言えなかった。

『じゃあまた、月曜日』

『はい。ありがとうございました』

大倉さんは帰っていった。
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