ミリオンラバー
「から揚げ!から揚げだよ!好きなもの!」
「から揚げ!?かわいい~」
「馬鹿にしてんのか!」
「うそうそ。冗談。そっかあ。から揚げね!わかった!」
そういうと柚羽は駆け出していった。
何なんだマジであの女…
呆然とする小暮に、全速力で駆け出した柚羽が不意に振り返った。
「それ!使っていいから!」
そして、ひらりとスカートをひるがえし笑顔で走り去った。
何のことかわからなかった小暮だが、水道台のふちに先ほどの柚羽のハンカチが置いてあったのを見つけた。
本当にあの女だけはわからない。
小さくため息をついた小暮だが、柚羽のハンカチを取り合えず自分のポケットに納めた。
「から揚げ!?かわいい~」
「馬鹿にしてんのか!」
「うそうそ。冗談。そっかあ。から揚げね!わかった!」
そういうと柚羽は駆け出していった。
何なんだマジであの女…
呆然とする小暮に、全速力で駆け出した柚羽が不意に振り返った。
「それ!使っていいから!」
そして、ひらりとスカートをひるがえし笑顔で走り去った。
何のことかわからなかった小暮だが、水道台のふちに先ほどの柚羽のハンカチが置いてあったのを見つけた。
本当にあの女だけはわからない。
小さくため息をついた小暮だが、柚羽のハンカチを取り合えず自分のポケットに納めた。