ミリオンラバー
「用がないならさっさと戻れよ」
小暮は犬を追い払うように手をひらひらと振った。
「小暮君は何したい?」
「は?」
「文化祭だよ!もうすぐなんだよ。さっきクラスの出し物決めてたの」
何がいいかな?柚羽はもう一度聞いた。
「知るかよ。そんなこと。俺には関係ねえよ」
「大丈夫大丈夫!何か言ってみてよ」
「何が大丈夫なんだよ!」
「いいからいいから。何か好きな物言ってみて」
「うるせーな。ないよ。好きなものなんて」
「何でもいいから!お願い!」
「うるせーな!近寄るなよ!」
ズイズイと顔を寄せてくる柚羽に小暮のほうが負けた。
小暮は犬を追い払うように手をひらひらと振った。
「小暮君は何したい?」
「は?」
「文化祭だよ!もうすぐなんだよ。さっきクラスの出し物決めてたの」
何がいいかな?柚羽はもう一度聞いた。
「知るかよ。そんなこと。俺には関係ねえよ」
「大丈夫大丈夫!何か言ってみてよ」
「何が大丈夫なんだよ!」
「いいからいいから。何か好きな物言ってみて」
「うるせーな。ないよ。好きなものなんて」
「何でもいいから!お願い!」
「うるせーな!近寄るなよ!」
ズイズイと顔を寄せてくる柚羽に小暮のほうが負けた。