ミリオンラバー

「お前ってマジでなんなわけ?」

「何って…何が?」

「…ストーカー…」

疑わしげな目つきで小暮は柚羽を見た。

「えっ!違うよ!今回のは本当に偶然だよ!」

「のはってなんだよ」

すっかり暗くなった道を小暮と柚羽は並んで歩いた。

「すてきなお姉さんだね。美月さん。私一人っ子だから、羨ましいな」

「外面がいいだけだろ、あんなの」

「えー大事なことじゃん。外面って」

なんとも的外れなフォローだ。

「そういえば、小暮君の家ってどのへんなの?」

ふと思い柚羽は聞いた。

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