ミリオンラバー
「本当にいい加減にしろよ。てめぇ」

小暮の嫌な予感は的中した。

訪ねてきたのは柚羽だった。

「美月さんが教えてくれたんだよー。別に着けてきたわけじゃないから」

特に悪びれることなく柚羽は言った。

小暮はとりあえず柚羽を控え室に連れて来た。

「何か用かよ」

「あ!あのね、美月さんに唐揚げ作り教えてもらうことになったから」

「はあ?なんだそれ」

「一応小暮君の許可取ろうと思って。弟だし」

「別に好きにしろよ、そんなん」

「良かった。楽しみにしててね」

一体何を楽しみにしろというんだ。
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