ミリオンラバー
「教卓なんかに放置しとくからよ。まあでもあったんだからいいじゃない。みんなもそんなに坂梨責めないで。ほら坂梨も。泣かなくてもいいでしょ」

一人状況を勘違いしたままの担任は、柚羽を慰めた。

「はい。この話は終わり!授業始まるから席着いて!」

小暮を疑っていた手前、皆きまり悪そうだった。

しかし誰一人謝罪することはなかった。

柚羽もこれ以上何も言えなくなり、静かに席に着いた。

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