SKYBlue
☆家族☆
ロンからの告白から1週間が過ぎた。
今日は待ちに待ったお父様とお母様が帰ってくる日。
この日の為に、ドレスを選び、ご馳走を用意した。
優香と隆平も誘ってみんなで出迎える。
「私、叔母さんに会うの久しぶりだな〜!」
「俺も〜!」
「みんな久しぶりだろ?」
ロンがもっともな事を言う。
「私だって、会ってないのよ?」
「6ヶ月くらい?」
「うん…」
隆平がテーブルにおかれているサンドイッチを一つつまみ食いをする。
「ちょっと!下品よ!」
優香が隆平を怒鳴る。
「うめ〜!さすがともかの家だな!」
「ちょっと!聞いてる?まだご飯じゃないでしょ?」
「うるさいな〜」
サンドイッチを口に詰める隆平。
「お嬢様、旦那様と奥様がご帰宅されました」
大平さんの報告と共に大きなドアが開いた。
「「ともか〜!!」」
2人は大きく腕を開いた。
私はその腕の中に飛び込む。
「お母様、お父様!おかえりなさい!」
2人はギューと強く抱きしめてくれた。
「大きくなったな?」
お父様は頭をよしよしと撫でてくれた。
「ともか?かわいくなった?」
「そんなことないです!お母様」
「そうかしら?女の顔になってるわよ?」
「そんな〜…」
「う?もしかして恋をしたのか?相手はだれだ?」
「恋なんてしてないから!」
「本当か?」
お父様が疑いの目で私をみる。
「大丈夫ですよ!私がガッチリガードしてますから!」
優香がお父様の肩に手を置いた。
「お〜!頼もしい!」
「叔父さん!俺にともかを!」
「私が決めることじゃないからな〜!」
横目でチラッと私をみるお父様。
私はニコと笑い返した。