愛の協奏曲












大丈夫じゃなかった



聖夜は昼休みに壁に寄りかかりながら座り込んでしまったという



あたしのせいだ

あたしが鍵を忘れなければ………





「聖夜⁈大丈夫?無理しないでって言ったのに………………
ごめんね………ごめん…………




あたしが鍵忘れなければ………」











「ゆい?」











「え?






おきてたの?」





「勝手に家上がり込まれたら誰だって起きるよ」




「そういえば………………ごめん…」




「なんか素直」



「う、うるさいな‼ ////



ちょっ ⁈⁈」




いまなにが起きた⁈ここどこ⁈




暗い




「心配してくれたんだ〜」



え?どこから声出した⁈
上から?
なに?もしかしてここ布団のなか⁈


「は⁈あんた何してんの⁈頭おかしんじゃないの⁈マジでバカなわけ⁈ちょっと!離しなさいよ‼」



「もぉ〜暴れないの」


そうヘラヘラしながらもすごい力で私の腕をがっしり抑えた







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