月灯りに照らされて
そうして、父は、橘のお父さんに話をしてくださり、私は
橘の家に住むことになった。

「おかえりなさい、薫さん」

「麗華さん・・・・どうして・・・・」

「えへっ、押しかけて来ちゃいました・・」

「はぁっー、君って人は・・・・・」

「呆れちゃいました!?」

「驚きすぎて、言葉が出ません。しかし、よくご両親が納得
 されましたね・・・。」

「はい、拝み倒しました」

「ブッハハハッ。そうか、拝み倒したか・・・・まぁーあんまり
 構ってやれないが、好きにしたら良い。」

そう言って、薫さんは、リビングに向かった。

「薫さん、あのー、どうして私たちの部屋は、一緒じゃないんですか?」

「あぁー、僕は、ごらんの通り、仕事が不規則だし、帰って来ない事も
 たくさんある。それに、仕事を持ち帰ることも多く、一人で静かに
 仕事に集中したい方なんだよ。ごめんね。」

「いえ、それならいいんです。あのーこれからよろしく
 お願いします。」

「こちらこそ、よろしく。」

薫さんに、挨拶を済ませると、薫さんは食事を摂り、その後
また、官邸に行った・・・・。

こうして、私の橘家での生活が始まった・・・。
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