I am me.

案の定ぶつかってしまい。あの子が手に持っていた教科書を落とした。



急いで逃げたかったけど流石にそれは失礼すぎる・・・・そう、失礼だから。

それに過去にいつまでもとらわれていてもいけない。

だからなのかそう思ったのか気づいたら教科書を拾ってしまっていた。





「あ、いいですよ!自分で拾いますw」



久しぶりにこの声を聞いた気がしてなんだか少し切なくなる。



急いで教科書を拾い、あの子が拾おうとする前に教科書を差し出す。




そしてお互いの目が会った瞬間、その場の空気が凍りついたような感覚に陥った。




あの子は少し震えながら「・・・・ありがとうございます。」と言って教科書を受け取る。





そして私には目もくれずに廊下を歩いて行った。








やっぱり昔みたいには戻れないんだね。




わざと早歩きするあの子を見ると泣きたくなってくる。





ごめんなさい。と心の中で謝り、私は教室へ歩き出した。






ごめんなさい。もうあの頃に戻る勇気がないんです。







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