エリート外科医の甘い独占愛
――ピンポーン・・・
インターフォンが鳴り、私は急いでドアを開けた。
「……卓志」
「ただいま」
「おかえり」
迎え入れると、慣れた仕草でカバンを受け取った。
スーツ姿の卓志は、少し疲れた様子でほほ笑んだ。
「会いたかったよ、汐」
卓志は私を抱きしめると、首筋に唇を這わせた。
「汐、石鹸のいい匂いがする」
「うん、先にシャワー浴びたから」
背中にまわした手で器用にブラジャーのホックをはずすと「ねえ、今すぐ抱いていい?」とねだる。