LOVEless ~不倫~
夕方。



仕事を終わらせ家に帰って喪服に着替えてから
早目にお通夜が行われるセレモニーホールに向かった。


寺田さんは、私の顔なんて見たくないかも…とは思ったけど


今そんな事言ってる場合じゃないし、と思い直して


受付を手伝ったり雑務をこなす。



私達にできる事はほぼ終わりそろそろ帰ろうか、という頃
泣きはらした目をした寺田さんが私の方に歩いてきた。




「千帆さん…今日はありがとう。急なことで、、、気が動転して何もまともにできなくって。千帆さん達が手伝ってくれて本当に助かりました」


「寺田さん、、、大丈夫?
お母さん、お若かったし急にこんな事になって大変だったね。
こういう時は、お互い様でしょ。
気にしないで。
また、何か手伝える事があったら言って」


「はい。本当にありがとうございます。
また、落ち着いたら連絡させて下さい」


「うん。分かった。じゃあ、私達は帰るから
親戚の人のお相手してあげて」
< 108 / 265 >

この作品をシェア

pagetop