LOVEless ~不倫~
そう言った松岡さんの眼差しが



とても優しくて



それは



フリーズしていた私の心が溶けるのに充分な暖かさだった。












「じゃあ、もし聞いて
松岡さんの中でNGだったら
即、忘れてくれる?」




「はい。分かりました。
俺が無理矢理に言わせるようなものなんで。
千帆さんは、何も悪くないです」




真っ直ぐに私を見る視線が痛い。





こういう話し




男の人にするのって緊張するな。
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