LOVEless ~不倫~
すでに車に乗ってから3時間が過ぎて時刻は深夜0時をまわっていた。



イケナイ!!

旦那が出張だからリョウちゃんに留守番を頼んでたんだった!!


「もしもし、、、千帆?」


電話ごしにリョウちゃんが小声で話す。


「・・・リョウちゃん。ごめん」


「千帆?泣いてるの?
私、そろそろ帰らないと。
子供達イイ子に寝てるよ。千帆も、今日はもう帰っておいで」


こんな私に、リョウちゃんは優しく話してくれる。


「うん。ゴメン。すぐに戻るね」



電話を切り、樹生の方に向き直る。

「樹生、私もう行かないと。とにかくハンカチは樹生の思うような意味は無いから!!」

リョウちゃんの声を聞き、私は本来の自分を少し取り戻した。

「そんな事ばっかり言ってるから、七菜ちゃんとも上手くいかないし
いつまでも結婚できないんじゃないの!!」



誕生日を台無しにされたのだ。

私だって捨てゼリフぐらい言わせてもらうし!

< 29 / 265 >

この作品をシェア

pagetop