LOVEless ~不倫~
「まあ、そうかもな」

あっさりした、樹生の答え。


まさか眠くて面倒になった?


樹生なら、あり得る。。。


もう、いい。

私は、帰らなきゃだ。



「じゃあ、また明日」


どうせ明日も職場で会える。

何より、これ以上、樹生と2人の空間にいたくなかった。。。



私は、車から降りて急いで家に戻った。




家まで5分の距離を走る。


玄関を開けるとリョウちゃんが心配そうな顔で待っていてくれた。

「千帆!どしたの?ケンカ?」

「ただいま。。。。。」


息も乱れ、散々泣いたせいでボロボロな顔をした私の背中を
リョウちゃんが優しくヨシヨシしてくれる。

その暖かさに励まされながら手短に、
さっきまでの、ありえないやり取りを話した。



「ほっんと、くだらない!!やっぱ奴は宇宙人や」


「…どれだけ話しても分かり合えない感じがして…樹生って何者?」
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