奪取―[Berry's版]
唇を噛み締めてから、絹江は身体をくるりと反転させる。嬉しいのか、楽しいのか。眸を細め思いに浸っている喜多を睨みつけるために。この一連の動きも、既に毎度の習慣となっていた。
両手を喜多の胸に当て、力を込め押しやり、絹江はベッドからの脱出を試みる。後の結果は、喜多の気分によって大きくふた通りだ。一度の軽い口付けだけでするりと抜け出せることもある。逆に、これ以上ないほどに強く拘束され、1時間程度、天国なのか地獄なのか分からない目に合うこともある。
本日は、瞼に喜多の唇が触れた後、するりと腕から抜け出しことに成功していた。
両手を喜多の胸に当て、力を込め押しやり、絹江はベッドからの脱出を試みる。後の結果は、喜多の気分によって大きくふた通りだ。一度の軽い口付けだけでするりと抜け出せることもある。逆に、これ以上ないほどに強く拘束され、1時間程度、天国なのか地獄なのか分からない目に合うこともある。
本日は、瞼に喜多の唇が触れた後、するりと腕から抜け出しことに成功していた。