吸血鬼は淫らな舞台を見る
「頭が悪い?……確かにそうかもしれませんね。私も単純な方法しか思いつかなかった」
「なんのことだ?」
片目だけを虫メガネで覗くみたいに広げてジョン・ドゥが睨む。
と、その刹那。
「うっ……ぐわゎゎゎゎゎ~」
ジョン・ドゥが胸のあたりをかきむしって苦しみはじめた。
「な、なにを……した?」
「別に。ただ、あなたの血を吸い続けているだけですけど」
瑠諏は冷め切った声で答える。
ジョン・ドゥは思考回路を現実世界へと切り替えた。
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