セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
言葉の暴力と共に降り注ぐ武の強い足の蹴り…



私は鳩尾を押さえ蹲る。



今度は背中に強い蹴りが入った。



私は畳に額を擦り付けて耐える。



身体の全身に痛みが走った。どこが痛いのか分からない位、身体の至る場所が痛む。



あんよの始めた理沙は隣の部屋で眠っていた。



理沙を起こすまいと私は武の暴力に耐え、最後は女として抱かれる。



無力な自分を恨むしかなかった。


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