セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
新聞の住宅関係のチラシを沢山引っ張り出して、3人で家探しを始める。



外は冷たい雨が降り続けるのに…



私たちに降り注ぐのは幸福の雨だったーーー・・・



いつまでも止まないで欲しいと願わずにはいられない。




夕食は孝典さんの車で回転寿司のディナー。




「ようやく…雨も小雨になったな」




「今日は1日…雨だったね…」




後部座席に座っていた理沙は満腹感からかぐっすりと眠ってしまった。




「理沙ちゃん…眠ってるな…」



孝典さんは信号待ちでバックミラー越しに理沙の寝顔を見つめる。

















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