セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
「俺と彼女は交際しています」



「へぇ~っ…ウチは確か…取引先の関係者との恋愛は禁じられているはずだが…向うだって同じだろ?」



「…俺をクビにするならクビにしてもかまいませんよ…部長」


「藤ヶ谷!?」



「・・・」

このまま、部長についていけば…出世は確実だ。

でも、ずっと…部長の尻拭いをさせられるのはいい加減…我慢の限界。



「部長には大変お世話になりましたが…俺は…これ以上…貴方の下で働くコトは出来ません」



「藤ヶ谷…本気で言ってるのか?」



「…本気です…」



部長は所詮、無能で親の名前で役職に就いてるだけ。


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