時を超えた愛~新選組と私~【完】

夕飯をみんなで食べ、あたしは原田さんと原田さんの部屋に向かっていた。


途中までは永倉さんと平助くんも一緒だった。


「左之さん、こいつに手出すなよー?」


「おー、やっちゃえやっちゃえー!」


「ちょっ!新ぱっつぁん!何言ってんだよ!」


平助くんと永倉さんが二人で騒いでる。


しかもヤるとはヤらないとか…。


これから二人になるのに正直やめてほしい。


「莉世、ここだ」


原田が止まった。


「じゃ…じゃぁ永倉さん、平助くん、おやすみなさい!」


頭を下げると


「左之さんに何か、されそうになったら叫べよ!」


「左之に優しくしてもらえよー?」


二人は、そう言い残して自分たちの部屋に入っていった。


永倉さん、平助くん…。


原田さんは、そんなに手が早いんですか…。






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