それでもキミが好きだから…
だって、みぃは自分の可愛さに気付いてないから。
そんなことを考えていると、
「よーい、ドン!」
勝負が始まった。
モテるのは羨ましいけど、モテすぎるのも大変なんだなぁと思った。
ってか、何でみぃと優太が付き合っているんだろう?
優太はそんなにカッコいい訳じゃないのに…
「ゴール!」
「え?どっちが勝ったの?」
俺は、近くにいたみぃの友達の花咲 華恋(はなざき かれん)に聞いた。
「タクト、見てなかったの?モチロン、優太の圧勝だよ。」
「へー。どもっ!」
やっぱり、優太が勝ったのかぁ。
すげぇな!
俺は、華恋に気になることをもうひとつ聞いてみた。
「なぁ、なんでみぃって優太と付き合ってんの?みぃみたいな可愛い人ならもっとカッコいい人とも付き合えそうなのに。」
「あー。それは、みぃが可愛いって言われるのがイヤだからだよ。前、『顔だけ見て決められるのはイヤ。それなら、顔が好きなだけで私自身は好きじゃないってことじゃん?だから、かっこよくなくても私自身をみてくれる優しい人が好きなの。』って言ってたよ。」
「へー。どうも!」
あー。なら、誰も優太にはかなわないな。皆、みぃの顔しか見てないから。
俺は、そんなことを考えながら、教室に戻っていった。