それでもキミが好きだから…

ーみぃsideー

先生に言われて私達は入学式の練習をした。

まだ私は、このクラスに馴染めていない。

まぁ、1日で馴染める人なんてそういない。

不安で笑うことさえできなかった。

私は人見知りをしてしまうから・・・。

練習が始まった。

先生が「道越 拓人さん。」

といった瞬間、

「は、はい。何ですか?」

と彼がいった。

先生が、

「話聞いてなかったんですか?名前を呼ばれたら起立するんですよ!」

と言った瞬間、体育館にいる全員が笑った。

私も、笑うことができた。

今日初めて、笑うことができたのかもしれない。

この人は、多分いい人だなぁと考えながら、練習が終わったので教室に帰った。

帰りの会が終わってから私はさっき体育館で間違えた彼を見つけた。

その人のポケットからハンカチが落ちたのに彼は全く気がつかなかった。

私は、その人の名前を分からない…。

本当はアヤに頼もうと思ったけど自分で言うことにした。

「さっき、体育館で間違えた人~!」

私はそう呼んでしまった。
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