それでもキミが好きだから…
ータクトsideー
いよいよ今日は職場見学の日。
俺は、わくわくとドキドキでいっぱいだった。
わくわくする理由は、みぃといっぱい話せるから。
ドキドキする理由は、優太に昨日の事がばれないかどうか心配だからだ。
そんなことを考えていると、
「ねぇ、タクト。木乃香ちゃんのこと、解決したの?」
と、後ろから声をかけられた。
「うわっっ!あー、ビックリした。みぃだったのか。」
「もう!何よ、そのリアクション!」
みぃは、ほっぺを膨らませて言った。
「ははは。わりぃ、わりぃ。木乃香の事なら解決したぞ!」
「おー!!良かったね♪」
「あぁ。みぃも協力してくれてありがとな☆」
俺がそう言うと、みぃは笑ってくれた。
俺の大好きないつもの可愛くて優しいあの笑顔で…
やっと、俺たちが乗る予定のバスが来た。
俺の隣の席は慎吾。
そして、みぃの隣の席は華恋。
俺とみぃの席は、通路を挟んで隣だ。
けど、みぃは華恋と楽しそうに話していて、全く気にしていない様子だったから、俺も慎吾と楽しく話していた。
その時、慎吾と俺が話していたのは恋バナ。
「なぁ、タクトって好きな奴いないの?」
「いるけど…」
「おぉ、マジか!誰?」
「秘密だ、秘密!慎吾の好きな人教えてくれれば教える。」
「えー。好きな人いないから、気になる人でもいいか?」
「おぅ!」
「俺の気になる人は、みぃだ。」
「……えぇぇぇぇぇ!?!?!?」
「どうした?そんなに驚いて?って、まさかタクトもか?!」
「あ、あぁ。」
「んじゃ、ライバルだな~♪ヨロシク☆」
「おぅ」
って、おい!!
ふつう、ヨロシクとか言わねーだろ!?!?
慎吾も、天然だ……