激甘男子の愛し方



――ピンポーン



「はいは~い!」



明るい寧々さんの声が聞こえ、ガチャッと玄関のドアが開いた。




インターホンを鳴らしたらすぐ出てくるし……



「あら、洸君!」



「寧々さん、また相手を確認せずにドアを開けましたね」




いつもこうなんだ。



警戒心薄すぎだろ……




「大丈夫よ~。この町に悪い人なんていないですもん♪」



ほんとにこの人は……



真子がしっかりしてるのが少し理解できる。




「それで、どうしたの?真子ならまだ帰って来てないけど?」



……え?



「ま、まだ帰ってきてないんですか?」




< 116 / 339 >

この作品をシェア

pagetop