シュガーレスキス
「ああ、仕事は全く別の次元みたいだよ。ノーミスの舘って言われてるぐらいだから。仕事は相当本気でやってるみたい。そういうところもカッコイイなって思っちゃうんだけどね。部署にいる彼はわりと優しいらしいよ。開発の女の子には絶大な人気を誇ってるから」

「ええー……開発の子には優しいんだ。ずるいね」

 沙紀もなんだかんだで聡彦には興味があるみたいで、なかなか話を止めようとしない。
 私はもう彼の事は多く語りたくないんだけど。


「とにかく、今夜は無理だから。ごめん。来週末にでもまた愚痴大会開こうよ」

 そう言って私は無理やり話を打ち切った。
 沙紀も来週の事を約束したせいか、納得した顔で仕事に戻る体勢に入ってくれた。

 着ている制服に芝生がくっついてしまって、それを払い落とす。

 制服。

 これが着たくて私はこの仕事に就いた。
 で、聡彦に握られてる秘密もここに深く関わってたりする。
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