あの夏の季節が僕に未来をくれた
「今回は特別だよ?
他人のこと見るわけじゃないし、身内の自転車が壊されたわけだし……
それに、時間的にも昨日の夜からさっきまでの時間を見ればいいんでしょ?
もしかしたら他の自転車も被害にあってるかもしれないし
だったら緊急事態ってことで
内緒だよ?」
管理人さんは悪戯っ子のような顔をして、ニヤッと笑いながら、自分の唇に人差し指をそっと当てた。
「ありがとうございます!
誰にも言いませんから!」
「よし、じゃあさっそく見てみようか?
早送りで昨日の夜から再生するから、よく見てて?」
はいと言うかわりに大きく頷くと、俺はテレビ画面を食い入るように見た。
画面の右上には、カウントされた数字が忙しなく動いてる。
それが時間の経過を表しているんだと気付かなければ、動いていないんじゃないかと思うくらい画面の映像は動かない。
時々、マンションの住人が帰宅する姿が映るけれど、あいつの自転車に近付くものは現れなかった。
「もうすぐ朝の時間になるよ」
管理人さんは一緒に画面を見つめながら、そう教えてくれた。
他人のこと見るわけじゃないし、身内の自転車が壊されたわけだし……
それに、時間的にも昨日の夜からさっきまでの時間を見ればいいんでしょ?
もしかしたら他の自転車も被害にあってるかもしれないし
だったら緊急事態ってことで
内緒だよ?」
管理人さんは悪戯っ子のような顔をして、ニヤッと笑いながら、自分の唇に人差し指をそっと当てた。
「ありがとうございます!
誰にも言いませんから!」
「よし、じゃあさっそく見てみようか?
早送りで昨日の夜から再生するから、よく見てて?」
はいと言うかわりに大きく頷くと、俺はテレビ画面を食い入るように見た。
画面の右上には、カウントされた数字が忙しなく動いてる。
それが時間の経過を表しているんだと気付かなければ、動いていないんじゃないかと思うくらい画面の映像は動かない。
時々、マンションの住人が帰宅する姿が映るけれど、あいつの自転車に近付くものは現れなかった。
「もうすぐ朝の時間になるよ」
管理人さんは一緒に画面を見つめながら、そう教えてくれた。