ヤンヤンデレデレ
呼吸すらも出来ない、貪るようなキスは愛撫。
気を失う前に口を離せば、唾液が糸を引く。架け橋のように繋がった無色を切ったのは誉だった。
「子供、欲しくありません」
開いた口。今しがたまでこの愛しい口腔に“自分のが”あったと思うと、情欲がそそられた。
「そう」
「子供できたら、抱っこしなきゃいけません」
言いながら、誉は瑞希の頭に手を回し、自身の胸に押し付けた。
「私の腕、瑞希さんしか抱きたくないです」
他を抱くぐらいなら切ってしまう、という決意がある冷たい声だった。
そんな彼女に抱かれた体、愛されていると分かり歓喜したいほどに熱情が湧いて来る。