ヤンヤンデレデレ
より涙を流す誉。どうやら誕生日のせいで泣いていると察する。
「もしかして誉、『26才の俺』は嫌だ?」
今まで25才であった自分。外面内面も変わりないが、誉がつい昨日、好きと言ったのは『25才の瑞希』に対してだ。
「年齢……25才のままでいられるよう、ちょっと偽造してくるか」
どこをどうすればそうなるのか、てんで分からないが、誉のためならば成し遂げる気でいる瑞希に、首振りが一つ。
「ちがいます……。26才でも30でも100でも、それが瑞希さんなら大好きなんです」
「100才の俺も好きでいてくれるんだ」
苦笑いしてしまう解答に安堵しつつ、「じゃあ、どうして?」と誉の背中を擦る。