ヤンヤンデレデレ


警察沙汰にならなかったと一息つく美奈も、笑みを浮かべる。


「ナンパしたくなるような子歩いてんなー、と来ればな、大概ほまっちゃんなんだよねぇ。同じ町にいんだから、そりゃ遭遇率は高いんだけど、暇ならお茶しない?」


「暇だけど、美奈ちゃんは学校でしょ」


「制服姿で学校の敷地いないなら、もう見るからに暇な人だってぇの」


隣の市にある高校の指定制服を着たままの美奈は、要するにサボったんだろう。ここまで来れば、もう学校に戻る気がないのは言わずとも分かる。


「それとも、彼氏いるほまっちゃんは、あたしに付き合えないかな」


「うん、あんまり彼以外と話したくないから、バイバイだね」


「ごめん、用事あるんだ。行かないで」


冗談に真面目を返すボケ殺し誉に待ったをする。


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