ヤンヤンデレデレ


「損な性格だねん」


もったいないとミラノサンドを平らげた美奈であった。


別段、誉が異常とは思わない。“思わないほどに慣れた”。


「瑞希さんとは、ラブラブやってんのー?」


「え、うん……えへへ、瑞希さんね、世界一可愛いとか綺麗とか言ってくれたんだよ!大好きな瑞希さんから誉められて、もー嬉しくて――」


始まった話は、誉の声のトーンを上げるようであった。


極端な話、誉は瑞希に関連したことなければ、他は“無機質”なんだ。


人形のように笑みを貼り付け、必要なければ無表情。極上の笑顔を見るには、やはり瑞希の話題を持ち上げるかと美奈は追撃を開始する。


「いいね、いいねぇ。瑞希さんも、ほまっちゃんにぞっこんな訳だ」


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