ヤンヤンデレデレ
「私の方が瑞希さんにぞっこんなんだよー。あ、でもこの前そんな話をして一晩明けちゃったなぁ」
「いいね、いいねぇ。幸せそうで」
「瑞希さんに毎日幸せにしてもらっているんだぁ」
「いいね、いいねぇ。じゃあ、幸せお裾分けで、ここの代金そちら持ちってぇことで」
「ダメ」
「やっぱかー」
背もたれに項垂れる美奈だった。
「ほまっちゃんケチー。可愛い妹が頼んでいるってぇのに」
「確かに美奈ちゃんは可愛い妹……みたいな存在だけど、無駄なお金は使いたくない」
「彼以外には使いたくないってことねー」
分かってはいたさとオレンジジュースを飲み干す。
余った氷をストローでガラガラ鳴らしていれば、誉の電話が鳴る。