ヤンヤンデレデレ


樽川に手を出そうとする近藤を止める。異性同性関係なく樽川は、自身に触れようとする物を武力行使で拒否する。


現に樽川の手は無人の椅子に伸びていた。


「お前さぁ、ところ構わず暴力振るうのはやめろよ」


「そんな喧嘩腰口調じゃ説得力ないよね、ぷぷー」


いっそ俺が椅子を叩きつけてやろうかと、外野の野次を堪えつつ、樽川を見る。


「『ところ構わず』ですか」


「ああ」


「周りが何もしなければ、私は何もしませんよ?」


「あ?」


樽川の作り笑いがなくなる。


「私は、彼のモノです」


その答えに、立松は『またか』と思う。


樽川と話せば出てくる単語。最初はノロケかと思えば、あまりにも“ひどい”。


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