【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~
「んで、どこいく?」
「えっ」
入口に入るなり、そこで立ち止まってそ
う言った向坂くん。
どこいくって言われても……。
行きたい所は沢山あるけど、ファンシー
雑貨とか、お洋服屋さんとか……とても
じゃないけど向坂くんの入るような場所
じゃない。
「俺のことは気にすんな」
そんな私の考えがわかったのか、そう言
った向坂くん。
そんな向坂くんは次の瞬間、とんでもな
い事を言い出した。
「だから別にランジェリーショップとか
でも大丈夫だぞ?」
「ブッ……!……ゲホッ…ゴホッ」
「お、おい大丈夫かよ?」
思い切りむせかえった私の背中を優しく
擦ってくれる向坂くん。
だけどこうなったもの向坂くんのせいだ
。