空の果てへ


*市村 鉄之助side*

------

----

--


『鉄、おめぇに頼みたい事があるんだ』


蝦夷の港に着いた時、副長から呼び出された。


正直、舞い上がりそうな位嬉しかった。


小姓だった僕に、仕事が無いのはかなりきつい。


だから・・・どんな頼みごとだろうと、引き受けようと思っていた。



『俺の遺髪を日野へ届けてほしい』



――――そう、言われるまでは。


『・・・無理です』


『お願いだ』


『絶対に・・・無理ですっ!!』




< 149 / 221 >

この作品をシェア

pagetop